津雲台の子育てライフスタイルを知る。子どもの成長と知的好奇心を育む博物館が身近にある環境は、子育て世代にとっての大きなメリットです。

02 津雲台のキーマンに聞く 国立民族学博物館 広報係 係長 伊藤 玲央さん 02 津雲台のキーマンに聞く 国立民族学博物館 広報係 係長 伊藤 玲央さん

来て、見て、触って、世界を身近に感じてほしい

「みんぱく」の愛称で親しまれている国立民族学博物館は、世界最大級の博物館機能と、大学院教育の機能を備えた、世界で唯一の文化人類学・民族学の研究所です。1970年の日本万国博覧会(万博)の記憶を色濃く残し、一足先に開発が始まっていた日本初の本格ニュータウンである「千里ニュータウン」とともに成長してきました。

1977(昭和52)年11月に開館し、今年2017年に開館40周年を迎えた当館は、この4月1日から小中学生の無料化を実施。学校単位の校外学習や遠足をはじめ、これまで以上にたくさんの小中学生にお越しいただけるようになりました。また、2015年に、大阪モノレール「万博記念公園」駅前のエキスポランド跡地に、大型複合施設「エキスポシティ」が開業したことで来館者が増え、ここ万博記念公園とともに、より多彩な楽しみ方ができるロケーションとして多くの方に知られるようになったのではないかと感じます。

みんぱくは、展示物に“さわれる”博物館。「来て、見て、触ってほしい」というのが当館からのメッセージです。普通、博物館というとガラスケースごしに展示物を見ることがほとんどですが、さまざまな展示物がこれほど大胆に露出展示されているところは世界的にも珍しいもの。仮面や民族衣装をはじめとする世界中の暮らしにまつわる12,000点もの展示物を通じて、海外や異文化をより身近に感じていただけたらと思います。

みんぱくは、子どもの知的好奇心を高めてくれる場所

みんぱくは、子どもの成長の過程で何度でも訪れてほしい施設です。例えば、仮面を見て怖がっていたお子様が数年後に再訪し、同じ展示を見て「こっちの仮面とあっちの仮面は地域が違うけど似ているね」といった気づきを得ることがあります。以前はまったく関心を示さなかったものに興味を持ったり、別の視点から見ることで新しい発見があったり。お子様の成長のバロメーターとして当館を利用していただけると嬉しいですね。

小学校2年生の国語の教科書に採用されている「スーホの白い馬」という有名なモンゴル民話をご存知でしょうか。この民話に登場する「馬頭琴」という楽器が当館に展示されています。インターネットが普及し、世界中の情報に瞬時にアクセスできる時代ではありますが、本物に触れる経験はやはり貴重なものです。実体験をともなった実感や感動によって学習の理解度が深まり、共感へのきっかけとなるに違いありません。このような経験は、お子様の知的好奇心を高めてくれるでしょう。

博物館施設を日常的に利用できることも千里津雲台の魅力

常設展や特別展、企画展のほかにも、年間を通じてさまざまなイベントやワークショップを開催しています。毎年6月はフランスで始まった夏至の日を音楽で祝う「音楽の祭典」にちなんだ演奏会、夏休みには、自由研究対応型の小学生向けワークショップ、11月は北大阪の8市3町にある50もの美術館や博物館が大集結する「北大阪ミュージアムメッセ」など。体験型のワークショップは特に人気で、近隣にお住まいの方の中には、頻繁にお越しの常連様もいらっしゃいます。山田駅からわずか一駅という近さ、地元にこうした大型の博物館施設があり、日常的に利用できるのは千里津雲台の魅力でもありますね。

34万点もの収蔵品を有するみんぱくは、1日では鑑賞しきれないほど規模の大きな博物館。リアルな生活に密着した実用品ならではのユニークな発想や迫力を感じていただけます。わくわくするような気づきや発見の連続に、時間を忘れて引き込まれるはずです。お子様も保護者のみなさまも、ぜひ何日もかけて堪能していただきたいですね。無料ゾーンには、ビデオテークというシステムで世界の人々の儀礼や芸能、 生活の様子を視聴できる映像番組が700本以上あります。こちらもご家族で繰り返し通って楽しめます。

博物館体験は、教科書や本から得た学びへの理解を深め、さらなる興味や関心を広げる絶好の機会。お子様の知識を幅広く豊かにする場所としてみんぱくを活用いただき、親子で親しんでいただければうれしいですね。

info

国立民族学博物館

民族学・文化人類学に関する調査・研究を行い、多彩な民族資料を展示。特定のテーマにそった特別展や企画展を随時開催。

吹田市千里万博公園10-1
■tel.06-6876-2151
■営/10:00〜17:00(入館16:30迄)
■休/水曜(水曜日が祝日の場合は、翌日が休館)

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